2022年5月13日
							1964(昭和39)年の東京オリンピックにあわせて、日本文化を世界に発信しようと複製・出版された浮世絵の第3弾。
							今回は特別展「北斎」にちなんで、葛飾北斎の富嶽三十六景の2作品を紹介します。
						
							「御厩川岸より両国橋夕陽見」
							御厩川岸は、隅田川の両国橋と吾妻橋の中間で、現在は厩橋
							がかかっているところです。
							富士山は夕陽の逆光で藍色に描かれています。両国橋もシルエットです。
							富嶽三十六景では江戸市中からみた富士山が17点あり、その中でも知名度の高い作品です。
						
					
					
							「尾州不二見原」
							“桶屋の富士”の愛称で呼ばれるこの作品は、現在の名古屋市中区不二見町の付近の光景といわれます。職人が作る大きな桶のわくのなかに、小さな富士山が見えます。桶の大きな円と富士山の小さな三角の幾何学的な組み合わせという大胆で奇抜な構図が、北斎の真骨頂を示しています。
							富嶽三十六景は一図ずつ発売されているうちに人気を呼び、最終的には46作品が あるということです。
						
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